炭素鋼及び合金鋼(JIS-B-1051) | プロスパー洸洋株式会社　茨城県神栖市ねじ専門店

炭素鋼及び合金鋼　強度区分を規定したボルト、小ねじ類-並目ねじ/細目ねじ(JIS-B-1051)

①この規格(JIS-B-1051)で規定するおねじ部品(ボルト類全般)は、-50℃～+150℃の温度範囲で使用する事

-50℃より低い温度及び+150℃を超えて+300℃までの温度範囲については個々の適応状況に対して適切な選択を行うため締結用部品の材料の専門家からの助言を受けること推奨します。

②低温及び高温における鋼材の選択及び適用に関する情報は主に国外規格(ASTM/EN)

EN10269/ASTM-F2281/及びASTM-A320/A320Mから得ることがあります。

おねじ部品の各強度区分に対する、鋼材の化学成分の限界及び最低焼き戻し温度は、下記の表記による。化学成分は、関係する日本工業規格(JIS)に従って評価する｡※溶融亜鉛めっきを施すおねじ部品については、JIS-B-1048の材料に関する追加要求を適用する｡

強度区分	材料及び熱処理	化学成分(溶鋼分析値.%)	化学成分(溶鋼分析値.%)	化学成分(溶鋼分析値.%)	化学成分(溶鋼分析値.%)	化学成分(溶鋼分析値.%)	焼き戻し温度(℃)
強度区分	材料及び熱処理	c(炭素)	c(炭素)	P(りん)	S(硫黄)	B	焼き戻し温度(℃)
強度区分	材料及び熱処理	最小	最大	最大	最大	最大	最低温度
4.6	炭素鋼又は添加物入り炭素鋼	－	0.55	0.050	0.060	－	－
4.8	炭素鋼又は添加物入り炭素鋼	－	0.55	0.050	0.060	－	－
5.6	炭素鋼又は添加物入り炭素鋼	0.13	0.55	0.050	0.060	－	－
6.8	炭素鋼又は添加物入り炭素鋼	0.15	0.55	0.050	0.060	－	－
8.8	添加物(B/酵素、Mn/ﾏﾝｶﾞﾝ、Cr/ｸﾛﾑ)入り炭素鋼、焼入焼戻し	0.15	0.40	0.025	0.025	0.003	425
8.8	炭素鋼､焼入焼戻し	0.25	0.55	0.025	0.025	0.003	425
8.8	合金鋼、焼入焼戻し	0.20	0.55	0.025	0.025	0.003	425
10.9	添加物(B/酵素、Mn/ﾏﾝｶﾞﾝ、Cr/ｸﾛﾑ)入り炭素鋼、焼入焼戻し	0.20	0.55	0.025	0.025	0.003	425
10.9	炭素鋼､焼入焼戻し	0.25	0.55	0.025	0.025	0.003	425
12.9	添加物(B/酵素、Mn/ﾏﾝｶﾞﾝ、Cr/ｸﾛﾑ､Mo/モリブデン)入り炭素鋼、焼入焼戻し	0.28	0.50	0.025	0.025	0.003	380

注　a) ねじの呼びにピッチが示されていないものは、基本並目ねじにて対象となります　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　