JIS-B-1180(ISO4014/4017)SUS304 A2-70六角ボルト(全ねじ.半ねじ) 部品等級(A)及び(B) 

現在国内流通において、附属書品の六角ボルト・ナットの供給がいまだ続いておりますが、ステンレス鋼種締結部品の機械的性質のJISの規格は2013年に改正されそれぞれの鋼種により鋼種記号・強度区分・メーカー名の表記が定められております。
2020年現在、JIS-1054-1/ISO3506-1(耐食ステンレス鋼製締結用部品の機械的性質)により強度区分と永久伸び0.2%耐力が定められているので、トルク係数値の設定により軸力が保てる締結につながります。
つまり、本体規格品ボルトを使用する事によりボルト締結の信頼性が高まります
より詳しい詳細はこちらから → JIS-1054-1/ISO3506-1(耐食ステンレス鋼製締結用部品の機械的性質)


A:オーステナイト系ステンレス鋼/鋼種区分(A1・A2・A3・A4A5)
   ※例:A2-70(引張強さ・最小MPa700) (永久伸び0.2%耐力最小MPa450) 
C:マルテンサイト系ステンレス/鋼種区分(C1・C4・C3)
F:フェライト系ステンレス/鋼種区分(F1)


ステンレス鋼製六角ボルトの現状

現在、流通しているステンレス鋼製六角ボルトの機械的性質は、JISB1180付属書4.2項より『ステンレスボルトの機械的性質は受渡当事者間の協定による。特に支障のない限りJISB1054-1を適用するのがよい』とされています。
しかし、強度区分についてはJISB1054-1適用の頭部表示(刻印)がされておらず、強度保証がされていない製品が流通しているのが現状です。

何故ステンレスで強度ボルトが必要なのか

強度保証のご要求に対してミルシートでの機械的性質の確認をされる場合が多くありますが、製品はほとんどステンレス鋼線材を使用して、圧造時の加工硬化で機械的性質を生み出します。

鋼製ボルトの場合は強度区分に分けた発注が一般的になっていますが、ステンレス製市販品も強度区分を目安とした受発注が製品提供に間違いを起こさないと当社は考えています。

JIS-B-1180による引用規格

強度保障のあるステンレス六角ボルトを使用するにあたり選定する規格及び寸法、製品仕様の規格
JIS-B-0143   締結用部品-ねじ部品の寸法の記号及び意味(対応国際規格 ISO 225:2010)JIS-B-1009  おねじ部品-呼び長さ及びボルトのねじ部長さ(対応国際規格 ISO 888:1976)
JIS-B-0205-2 一般用メートルねじ:全体系(対応国際規格 ISO 261:1998)JIS-B-1021  締結用部品の公差-ボルト、ねじ、植込みボルト及びナット-部品等級A.B及びC(対応国際規格 ISO 4759-1:2000)
JIS-B-0209-1 一般用メートルねじー公差ー原則及び基礎データ(対応国際規格 ISO 965:1998)JIS-B-1047  耐食ステンレス鋼製締結用部品の不働態化(対応国際規格 ISO 16048:2003)
JIS-B-0251  メートルねじ用限界ゲージJIS-B-1054-1 耐食ステンレス鋼製締結用部品の機械的性質 ボルト、小ねじ及び植込みボルト(対応国際規格 ISO 3506-1:2009)
JIS-B-1003  締結用部品メートルねじをもつおねじ部品のねじ先(対応国際規格 ISO 4753:2011)  
JIS-B-0205-4 一般用メートルねじ:基準寸法(対応国際規格 ISO 724:1993)
JIS-B-1006  締結用部品一般用メートルねじをもつおねじ部品の不完全ねじ部長さ(対応国際規格 ISO 3508:1976) 

六角ボルト SUS304 A2-70 製品仕様

呼び方
SUS304 A2-70
呼び径 六角ボルト
全ねじ 六角ボルト
※例:強度区分A2-70 六角ボルトM12×80L 本体規格品
   呼び径六角ボルト JIS-B-1180/ISO-4014 M12×80L A2-70 部品等級A
適用規格JIS-B-1099 (締結用部品 ボルト・小ねじ・植込みボルト及びナットに対する一般要求事項)
ねじ:公差域クラス
6g
ねじ:適応規格JIS-B-0205-4,JIS-B-0209-1
機械的性質:強度区分※1最小引張強さ700Mpa
太さ(d)が24mm以下:A2-70,A4-70
太さ(d)が24mm超過39mm以下:A2-50,A4-50
太さ(d)が39mm超過:受け渡し当事者間の協定による
機械的性質:適応規格
太さ(d)が39mm以下:JIS-B-1054-1
太さ(d)が39mm超過:受け渡し当事者間の協定による
公差:部品等級太さ(d)が24mm以下で、長さ(L)が10d以下又は、150mm以下(※2)  :A
太さ(d)が24mm超過で、長さ(L)が10d超過もしくは、150mm超過(※2):B
公差:適応規格
JIS-B-1021
形状寸法(六角ボルト)
JIS B 1180本体規格/ISO 4014(半)4017(全)本体規格に基づく
ねじの精度JIS-B-0205-1(一般用メートルねじー第1部:基準山形)を引用 
永久伸び0.2%耐力最小450MPa
仕上げ:皮膜製造された状態
他の電気めっきの要求がある場合、又はその他の表面処理が必要な場合は受け渡し当事者間の協定による
表面欠陥
受入検査受け入れ検査は、JIS-B-1091による
※1 鋼製及びステンレス鋼製のボルトに対する他の強度区分は、それぞれJIS B 1051 及び JIS B 1054-1による。

※2 いずれか短い方を適用する。

六角ボルトの種類

SUS304 A2-70 六角ナット 製品仕様

呼び方
SUS304 A2-70 六角ナット スタイル1
適用規格JIS-B-1099 (締結用部品 ボルト・小ねじ・植込みボルト及びナットに対する一般要求事項)
ねじ:公差域クラス
6H
ねじ:適用規格JIS-B-0205-4,JIS-B-0209-1
機械的性質:強度区分太さ(D)が24mm以下:A2-70,A4-70
太さ(D)が24mm超過39mm以下:A2-50,A4-50
太さ(D)が39mm超過:受け渡し当事者間の協定による
機械的性質:適用規格
太さ(D)が39mm以下:JIS-B-1054-2に基づく
太さ(D)が39mm超過:受け渡し当事者間の協定による
公差:部品等級太さ(D)が16mm以下:A
太さ(D)が16mm超過:B
公差:適応規格
JIS-B-1021
形状寸法(六角ナット)
JIS-B-1181本体規格/ISO 4032に基づく
ねじの精度JIS-B-0205-1(一般用メートルねじー第1部:基準山形)に基づく
仕上げ:皮膜製造された状態
不動態化の方法はJIS-B-1047による
表面欠陥
受入検査受け入れ検査は、JIS-B-1091による。